ツール・ド・フランス 2018, ピックアップ
ツール・ド・フランス2018(第105回)まとめ 〜各ステージのダイジェストとともに〜

ツール・ド・フランス2018(第105回)まとめ 〜各ステージのダイジェストとともに〜


Tour de France 2018 – 29/07/2018 – Etape 21 – Houilles / Paris Champs-Elysées (116 km) – P.LATOUR (ALM), G.THOMAS (SKY), J.ALAPHILIPPE (QST), P.SAGAN (BOH) © ASO/Alex BROADWAY


Tour de France 2018 – 29/07/2018 – Etape 21 – Houilles / Paris Champs-Elysées (116 km) – Geraint THOMAS (TEAM SKY) © ASO/Bruno BADE

今年のツール・ド・フランス、いかがだったでしょうか?

 

105回目。フランスの西部から時計回りに進んだ今大会。
今年はフルームではなく別のエース、ギャラント・トーマスが制覇して、またチームスカイかよ感は変わらないまでもエース交代&報われたNo2が感動をくれました。

 

1週目はスプリンター同士の対決から始まってクラシックレーサーが大活躍しました。最後は石畳。
2週目からは、徐々に山岳での勝負になり、
3週目には、謎に終わったピットスタート&超短距離山岳コース、終盤のタイムトライアル。

 

今回のツール・ド・フランスまとめです。
公式サイトのダイジェストとともに酒のつまみにでもどうぞw

遅くなって申し訳ありません。えりすぐりのスナップショット!


Tour de France 2018 – 29/07/2018 – Etape 21 – Houilles / Paris Champs-Elysées (116 km) – Geraint THOMAS (TEAM SKY) © ASO/Alex BROADWAY

イギリス人勝者は結構いるんですが、ウェールズは初だそうで。


Tour de France 2018 – 29/07/2018 – Etape 21 – Houilles / Paris Champs-Elysées (116 km) – Tom DUMOULIN (SUN), Geraint THOMAS et Chris FROOME (SKY) © ASO/Pauline BALLET

勝てなかったフルーム。届かなかったデュムラン。


Tour de France 2018 – 29/07/2018 – Etape 21 – Houilles / Paris Champs-Elysées (116 km) – Geraint THOMAS (TEAM SKY) © ASO/Bruno BADE

強烈な活躍とインパクトを残したアラフィリップ。スプリント良し、クライム良しと抜群のパフォーマンスでした。


Tour de France 2018 – 24/07/2018 – Etape 16 – Carcassonne / Bagnères-de-Luchon (218 Km) – Philippe GILBERT (QUICK STEP – FLOORS) © ASO/Pauline BALLET

16ステージで衝撃の崖落車をしたジルベール。この日を最後に本大会は去ったもののこのステージはちゃんと走りきった男。

全体の動画。

 

では、いつもどおりの各ステージを。

[ステージ1] スプリント対決は狼集団のガビリアが制す 総合を狙うエースたちはそれぞれ落車に巻き込まれるトラブル地獄に
山賊のような風貌のガビリアが大炸裂。初戦のスプリントを制してスタートした2018年。初戦でいきなりフルーム落車には驚きました。

[ステージ2] ゴール直前での落車で少集団勝負となったスプリントはサガン 中間もステージもマイヨヴェールもマイヨジョーヌも獲得
直前の落車によって小集団のスプリント勝負になったらサガンのもんですよ。

[ステージ3] 第2計測手前の登りがエグいTTT(チームタイムトライアル)は序盤に出走のBMCが制す
3ステージ目といういやらしい位置に配置されたチームTT。意外にも起伏が厳しかったもののBMCは流石の勝利。

[ステージ4] とても平和なステージと思ったら5km手前で大落車 白熱のスプリント対決はガビリアが2勝目を飾る
穏便に終わるかと思ったら落車で大変なことになったスプリントステージは狼集団の山賊。

[ステージ5] クラシックレースさながらの激坂ブルターニュ対決は強烈な面々を蹴散らしたサガンが2勝目
アルデンヌクラシックさながらのステージ設定でスプリンターは苦しかった。クラシックに強いサガンが2勝目。ここから緑ジャージがもう盤石になってきます。

[ステージ6] ブルターニュの壁を制したのは残り1km地点からのロングアタックを決めたダニエル・マーティン
アルデンヌ2戦目(笑)は、こちらも得意としてるダン・マーティン。果敢なアタックで終始暴れまくりましたね。

[ステージ7] フルーネウェーヘン激走 サガンもガビリアも蹴散らして力で制したスーパースプリントで勝利
正直見どころはラストの数km。暇。

[ステージ8] フルーネウェーヘンが今日も力でねじ伏せるスタイルでピュアスプリント勝負2連勝
ただラスト数kmは大乱戦。その中でフルーネウェーヘンが連勝するってどういうパフォーマンスなのよ。強い。

[ステージ9] 今年のツールで最も注目の凶悪な石畳ステージはパンクや落車のトラブルまみれ デゲンコルブが会心の勝利
今大会で最も注目されたステージの1つ。ほとんどパリ〜ルーベなステージはトラブルが続くもののデゲンコルブの雌伏の時を経た復活劇。

[ステージ10] 休養日明けの超級を含む山岳戦の初戦で勝利を飾ったのは逃げ切ったアラフィリップ
休養日開けのこのエグいステージ、この日を皮切りに圧倒的なパフォーマンスを最後まで見せつけたアラフィリップ。

[ステージ11] 山岳頂上に向かうラスト600mでかっとんできたギャラント・トーマスが圧巻の勝利 チームスカイの総合力も圧倒的
トーマスの爆発はここから。ゴール数秒手前でニエベを捕まえた脚はすごかったです。

[ステージ12] 超級2つ+ラルプデュエズ超級頂上ゴールの特別なアルプス3戦目はギャラント・トーマスの2連勝 総合争い同士の凄絶な削り合いを強烈スプリントで制す
この2連勝で実質フルームからエースは交代。かっとばせるトーマスはこの日だけでなく終始安定した実力を発揮。

[ステージ13] きつすぎたアルプスから一転 下り基調のスプリントステージでサガンが3勝目 グリーンジャージはほぼ確
ほぼ主力となったスプリンター勢がいなくなってしまった。サガンは強かったけどもうなんか、もうね。

[ステージ14] 逃げの大集団から更にアタックして逃げ切り勝ちのオマール・フライレ 総合上位4人はタイム差変わらず
逃げ切り容認が多くなっていくあたりでちゃんと逃げ切るフライレ。最後の登坂でアラフィリップ迫るもののと。やっぱりアラフィリップ大活躍だったんだなと改めて。

[ステージ15] 逃げ容認ステージでマグヌスコルトニールセンが持ち前のスプリント力で圧勝 ASTANAは2連勝 総合争いはサイクリングデー
ニールセンは総合能力がただでさえ高いのにスプリント力もかなり。これで山も登れるってどういう性能やねん!って思います。

[ステージ16] ヒルクライムもダウンヒルもフル回転の大激走で他選手をねじ伏せたアラフィリップが2勝目 総合はスカイが抑え込む
ジルベールの崖下直行落車もすごかったけど、アラフィリップのヒルクライム&ダウンヒルの能力の高さよ。

[ステージ17] 総合上位勢対決となった大注目のショートステージは復活のキンタナが勝利 フルームは大失速
グリッドスタートとはなんだったのか。フルームが失速して皆が「あー、、、」ってなったけど、実質トーマスがエースだからね!

[ステージ18] ある意味休息日のような最終週の平坦ステージを制したのはデマール ピュアスプリンター全滅の中で雌伏の甲斐あり
あの過酷なステージを残ってて良かったね!的なデマール。かなりスプリンターの割に登れる脚がある稀有な選手ですね。クラシック適正もほしいな。

[ステージ19] ヒルクライムの力を魅せただけでなくダウンヒルで圧倒的な独走力を炸裂させたログリッチェが総合3位に上がる勝利
上位につけていたログリッチェが、ここで取らないと総合優勝は無い!とばかりに攻めまくった形か。結果届かなかったけどパフォーマンスは終始高かった。

[ステージ20] 手に汗握る最終決戦TTはトム・デュムランが1秒差で掴み取る ギャラント・トーマスがタイムを守りきりマイヨジョーヌ確定
秒差での僅差勝利となったデュムラン。失速のログリッチェ。力をセーブしてあのハイパフォーマンスのトーマス。

[ステージ21] 有力スプリンター勢がいなくなった今大会を締めくくる恒例のシャンゼリゼはクリストフに軍配 総合優勝はギャラント・トーマスで幕
落車ダメージが抜けないサガン。番手をミスったデマール。早すぎたデゲンコルブ。絶対勝つという気合のクリストフ。

 

 

今年の総括は、第1週目のスプリンターやクラシックでの勝負。第2周目からとして本格的な山が登場。第3週目には新ステージ&疲れ切ったところにTT。
いろんな意味で総合力が試される大会でした。

第2周目のトーマスここにあり!と爆発したステージで、有力なスプリンター勢が軒並み粛清された形は良かったのか悪かったのか。
総合優勝を目指した対抗馬としてのリッチー・ポートがリタイアしたのは寂しいです。モビスターも三羽烏的なものも輝かなかったですし。

そして、総合敢闘賞にダニエル・マーティンが選ばれました。確かに各ステージでの果敢なアタックがあったものの、私個人としてはアラフィリップかな。
山岳賞取ったけど、あらゆるステージで存在感があり今大会のMVPは彼では?と思います。

そして今年もチームスカイを支えたアシスト勢。去年も大活躍だったクヴィアトコウスキーのアシストっぷりは今年も健在。
ど新人枠としてエガン・ベルナルの将来有望感もすごかったです。未来の総合優勝はほぼ確実では?と。
兎にも角にもフルーム最強やろ!って言ってた人(主に僕)は、いい意味で裏切られた形でトーマスは圧倒的パフォーマンスでした。

 

(texted by 新堀 勝)

 

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