ツール・ド・フランス2018(第105回)の選手リスト
ども。向こうのプロのレース大好き、新堀です。
いよいよ7/1に、ツール・ド・フランス2018(第105回)が開催されます!
毎年のように、必ず注目選手並べていますので今年も恒例行事ということで。
今年もアツい夏が来ます!
公式発表はまだですが各チームがほぼメンバー確定ということで。
AG2R
バルデ、シルヴァン・ディリエあたりは注目株。
ロメン・バルデ
今年も注目の選手だけどどうかな。。。チームTTや個人タイムトライアルが1つずつなのでチャンスは強めですが。
シルヴァン・ディリエ
今年のパリ〜ルーベで圧巻の走りを見せたディリエ。石畳ステージでの走りに超期待かかりますな。楽しみです。
Astana
エースはフグルサングなんだろうけど、総合優勝は程遠い感じ。
ステージ優勝は量産ありそう。
フグルサング
マグヌス・コルト・ニールセン
オマール・フライレ
ルイス・レオン・サンチェス
本当にいい選手が多いんだけど、エースの単独勝負になる山岳やTTで勝ちきれない印象。
BMC Racing Team
リッチー・ポートをエースに、去年のリベンジを狙う。
ヴァン・ガーデレン、カルーゾ、アーヴェルマート、ステファン・キュン、シェアー、サイモンギャランス。
チームTTのステージ、優勝候補。
リッチー・ポート
去年のツールでは不幸のクラッシュでリタイアしてしまった。今年こそ優勝候補の対抗馬になるか。
Bahrain Merida Pro Cycling Team
ニバリをエースに据えて。新城幸也選手は残念ながらスタートリストに名がないです。
ヴィンチェンツォ・ニーバリ
最近はワンデーやクラシックレースに強みを見せる2014年ツール・ド・フランスの王者。
石畳適正はもちろん山岳でも強さを持っている選手。TTもトップ中のトップというわけではないがトップクラスは間違いない。
ポッツォビーボやイザギレ兄弟がアシストしたらありえる選手ですな。
Bora-Hansgrohe
マイカをエースに、サガンでグリーンジャージことポイント賞を狙うという去年と全く同じ構成。
ペーター・サガン
途切れてしまったグリーンジャージの連覇記録。それでも一切衰えない走力。今年もグリーンジャージは圧倒的な最有力候補。
Team Dimension Data
カヴェンディッシュをエースにスプリント&グリーンジャージを狙う。
マーク・カヴェンディッシュ
昨年サガンとのクラッシュで早々にリタイアしてしまった。そのあたりからかずっと落車続きで怪我してたりリタイアしてたりと不運続いてる気がします。
阿吽のレンショー、単独でもスプリントを狙えるボアッソンハーゲンなどを従えてスプリントステージで優勝量産できるか。
EF Education First-Drapac
リゴベルト・ウランが(すでに咲いていたものの)昨年2位で改めて花開いた感じ。
リゴベルト・ウラン
エースとして2位以上を狙う。昨今の状況からするとダークホースだけども。
ピエール・ロランがアシストに回ればワンチャンあり。
Groupama FDJ
今年はデマールのスプリント一本のようです。
アルノー・デマール
ちょっと程度なら山も登れるスプリンター。サガンのオールラウンダー力をスプリントに能力値寄せた感じ。
ピュアスプリンターの中では現在最も登れるスプリンターかも。
LOTTO – SOUDAL
もちろんゴリラことグライペルをエースに、ウェレンス、デヘント、トニーギャロパンなど、かなり有力な選手揃い。
ティシュ・ビノート
ビノートとかベノートとか。総合優勝はわからないけどステージ優勝はありそうな選手。意表をついたアタックが持ち味。
Movistar
今年大注目チーム。大エースのキンタナ、ランダ、バルベルデの3選手を全部投入してきたモビスター。
それ以外にも新人賞候補のソレルや総合の実力も高いアマドールなんかもアシストで使う贅沢さ。
本気でチームスカイを倒しに来た。一番の敵は内部分裂か?
ナイロ・キンタナ
THE村長。多分エース。総合優勝の経験も多く、山岳での安定感があるためエース大本命。
ミケル・ランダ
バスクの猿顔。多分エース。このメンツの中だと一番若手だけど経験値が少ない。若干賭けだけどこっちが本命の方が面白い。
アレハンドロ・バルベルデ
最強の長老。多分エース。長い長い山岳は他2名より劣るがロードレースの経験が最も高い。短い急坂などで見せるアタックがキレッキレのときがある。
Mitchelton-Scott
エースにアダム・イェーツ。ニエベがアシスト。
アダム・イェーツ
最強イギリス双子の片割れ。兄弟で出たほうがいいんじゃないかな?と相変わらず思う。
ジロ大活躍だったサイモンは不出場。残念。兄弟とも課題はTT。
Quick-Step Floors
総合優勝ではなくステージ優勝狙いのチーム。
フェルナンド・ガビリア
ピュアスプリンター。登れない。ステージとできればグリーンジャージ狙いだと思うが。
Katusha-Alpecin
スプリンターにキッテル。総合でザカリン。
マルセル・キッテル
カチューシャに移籍してからほっとんど勝ててない気がする。ピュアスプリンター。
イルヌール・ザカリン
総合優勝を狙える脚質なんだけど、なんだかんだ能力が中途半端。
登りは他エースには勝てない2番手的な感じだし、TTも、スプリントも、体調管理も。。。。という器用貧乏感すごい選手。
過去私の上げてた残念四天王とか残念ファイブにエントリーしてくるレベル。
LottoNl-Jumbo
総合ダークホースの筆頭。
プリモシュ・ログリッチェ
元スキージャンパーという肩書きだけだった男は去年からメキメキ頭角を現し数日間のステージレースで総合優勝を量産。
特にロマンディ、バスクでは山岳で、スロヴェニアではTTで強さを魅せた。
コンディションを上げすぎててちょうどツールの時期に落ちてそうな気がするのが気になる点と約20ステージを戦い抜けるかには?マークがつくが、まさにそういう意味でダークホース。
ステファン・クライスヴァイク
エースの座を奪われた元エース。ログリッチェが駄目なら。。。というプランで入れられたっぽいなぁー。
残念四天王が顔をちらちら見せてきてます。頑張れ。
Team Sky
相変わらず凶悪なアシスト陣を従えて、昨年に続き連覇をかけてフルームの5勝クラブ入りを目指すチーム。
どうして大車輪の活躍をしたゲオゲガンハートがエントリーしていないのか。
クリス・フルーム
サルブタモールという喘息用のお薬の使用量が規定の2倍近い数値を示したためドーピングだどうだという話があって、それがまだ解決していない。
7/1になってあと1週間なのにASO(ツール・ド・フランスの主催団体)が「走らせない」かもというニュースが出てる始末。
ただ、規約やルール上としては走ることは可能。そのため本人は走れると思ってるよと言ってて、どうなることやら。
出走するとなると、今年はジロ・デ・イタリアの伝説になろう逆転劇を演じた総合優勝を遂げるパフォーマンスを見せてますし、なんなら去年のツール・ド・フランスからずっとグランツールを総合優勝してきてるわけで、近年では圧倒的な王者中の王者といえます。
さらには5勝すると歴代の猛者に並ぶわけで本人としては走りたいに決まってますね。
(7/2追記)「UCIがフルームに対する件(=サルブタモール問題)を却下するという決定をした」とのこと。つまり出走するね。
エガン・ベルナル
ツアー・オブ・カリフォルニアで総合優勝。若干21歳のスーパーライダー。
近年出てきたの新星の中で最も強い輝きを放つコロンビアの逸材。山岳は超強くTTも早い。
フルームを倒すのは他ならぬチームメイトのこいつかもしれない。
Sanweb
まだ選手未確定だが、デュムラン。
トム・デュムラン
Mr.ケツアゴ。ジロではフルームにしてやられてしまったが、今年のツールではそのリベンジをしたいところ。
総合力は文句なく、他選手に比べて山岳はそれほどではないが、TTでは絶対的なアドバンテージを持つ。
以上です。他にも注目選手居るじゃん!とかって話ありますが、個人的にはこんなものかなと。
今年の総合争いは、
本命◎ フルーム
対抗◯ ニバリ、リッチー・ポート、キンタナ、ランダ、デュムラン
単穴△ ログリッチェ、ベルナル
今年の予想、こんな感じ。
今年のフルームはジロでのレジェンドの走りで圧倒的なパフォーマンスを見せ、昨年から続くグランツール連続優勝記録、ツールの5勝クラブといろんな記録がかかってるしモチベーションはすごく高いと思います。今年も強いね。
チームメイトのベルナルが新人賞を狙いながらアシストをするのでしょうが、ベルナルは強い。
フルームが例のサルブタモール問題で未出走だったり、事故などでリタイアしたらベルナルがエースになると思いますがそのベルナルが総合優勝しかねない実力があると思います。
ポートやデュムランといったライバル勢も居るものの、チームスカイのオッズが高そうです。
一方モビスターの3エースの歯車がガチャンとハマったときの強さは驚異。どうなるかねw
どうでもいいですが、去年「ステージ優勝とかあるんじゃん?」って書いたカルメジャーヌとか本当にステージ優勝してたのですごくないですか?この予想。
ということで、7/7から。
ワールドカップの流れから1週間遅くなって満を持してツール・ド・フランスが始まります。
今年もまた眠れない日が続きますね!
参考:Tour de France 2018 start list – Cycling Weekly
参考:2018 Tour de France start list | Cyclingnews.com