ツール・ド・フランス 2017, ピックアップ
ツール・ド・フランス2017(第104回)まとめ 〜各ステージのダイジェストとともに〜

ツール・ド・フランス2017(第104回)まとめ 〜各ステージのダイジェストとともに〜


Tour de France 2017 – 23/07/2017 – Etape 21 – Montgeron / Paris Champs-Elysées (103 km) – France
Warren BARGUIL (SUN) Meilleur grimpeur, Simon YATES (ORS) Meilleur jeune, Christopher FROOME (SKY) Meilleur au général, Michael MATTHEWS (SUN) Meilleur sprinter


Tour de France 2017 – 23/07/2017 – Etape 21 – Montgeron / Paris Champs-Elysées (103 km) – France
TEAM SKY


Tour de France 2017 – 23/07/2017 – Etape 21 – Montgeron / Paris Champs-Elysées (103 km)
Christopher FROOME et Luke ROWE (TEAM SKY)

今年のツール・ド・フランス、いかがだったでしょうか?

 

104回目。ドイツのデュッセルドルフをスタートして、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルクを経てフランス入り。
今年もフルームが獲得し通算4回目の制覇を果たしたわけですが、今年のフルームは圧倒的強者というわけではなく危ない場面もあったので「巧く」やったという感じでした。

 

そして近年なかったぐらいの僅差で総合上位は決着しました。
序盤のアルーの強さや、バルデの山岳踏破力とTTでの失速、バルギルの復調、サガンの失格、キッテルのリタイア、などなど。まあありましたなw

 

今回のツール・ド・フランスまとめです。
公式サイトのダイジェストとともに酒のつまみにでもどうぞw

えりすぐりのスナップショット!


Tour de France 2017 – 02/07/2017 – Etape 2 – Düsseldorf / Liège (203,5 km) – Belgique
Marcel KITTEL (QUICK – STEP FLOORS)

スプリントでは無類の強さを示した5勝のキッテル。マイヨ・ヴェールは彼かと思いきや落車リタイアと残念な結果でした。

 


Tour de France 2017 – 18/07/2017 – Etape 16 – Le Puy-en-Velay / Romans-sur-Isère (165km) – France

中心に映るこの男、クヴィアトコウスキー。彼が居なかったら今年のTEAM SKYの総合優勝はなかった。
特に18ステージだったか、アイウェアを放り投げる様には、すさまじい気合と勢いを感じました。

 

総合も僅差でしたが、スプリント対決でも、過去最も僅差だった差。わずか6mm、0.0003秒差だそうで。

 


Tour de France 2017 – 09/07/2017 – Etape 9 – Nantua / Chambéry (181,5 km) – France
Richie PORTE (BMC RACING TEAM)

ステージ9の壮絶な落車で大会を去った、フルームの最大のライバル候補であったリッチー・ポート。対決見たかったな。。。。

 


全体の動画。

 

では、いつもどおりの各ステージを。

[ステージ1] 14kmという短距離の濡れた路面が危険な初日のTTを制したシャドーエース ギャラント・トーマス

ギャラント・トーマスがカメラに映らない状態で優勝するとなんとも。しかしこのトーマスもステージ9でリタイア。

 

[ステージ2] 各チームのエーススプリンター対決でライバル勢を蹴散らしたキッテル

キッテル強かったなぁー。強かった。

 

[ステージ3] 最後に急坂があろうがペダルが外れようが勝ち切ってしまう男 それがペーター・サガン

サガンは今年も強かった。ビンディング外れてるのに勝っちゃうのはなんなんでしょうね。ほんと。

 

[ステージ4] 落車だらけのスプリント大会を制したのは大きく成長したデマール サガンはペナルティで失格

落車と疑惑の失格。デマールよりもそっちの話題ばかり。サガンへの失格は重すぎる&冤罪だと思う(個人意見)のと、マイヨ・ヴェールはサガン連続取れただろうなと思うので悔しい(激しい個人意見)ですし、カヴェンディッシュさよならはスプリントの面白み減りすぎ(激しすぎる個人意見)です。

 

[ステージ5] 獲ったら総合優勝のジンクスがある今大会初の山頂ゴールを制したのはファビオ・アルー

この山岳ラ・プロンシュ・デ・ベル・フィーユを勝つと総合優勝してるというジンクスが現実になるのか?
このステージの映像はホント好き。最後のフィニッシュを是非見てほしいです。

 

[ステージ6] ピュアスプリントなら敵なしか グライペルやデマールを退けキッテル2勝目

はい、キッテルキッテル。

 

[ステージ7] 昨日とは違う完璧なチームトレインと相手を利用しての戦いでキッテル3勝目 写真判定だと全くの同着?

戦慄のmm差でのキッテル。ボアッソンハーゲン惜しすぎる。

 

[ステージ8] 最後の1級山岳を怒涛の独走で走り抜け、途中脚をつりながらも逃げ切ったカルメジャーヌが勝利

カルメジャーヌというフランスの期待の新星登場。強かった。未来の総合優勝候補。

 

[ステージ9] 険しい険しいステージの総合争いメンバースプリントを制したのはウラン バルギルぬか喜び

ウランがここから躍動。総合2位を射止める形に。そしてバルギルはこの悔しさをバネにしたのかな?w

 

[ステージ10] マジで無敵なキッテルが4勝目で無双状態 スプリントじゃ誰も寄せ付けない圧倒的勝利

ライバルが消えたキッテル無双。キッテル。

 

[ステージ11] キッテル無双が続く 平坦スプリントで破竹の勢いで5勝目という無敵っぷり

はいはい、キッテ(ry

 

[ステージ12] 最後2級とはいえ凶悪すぎる斜度の激坂を制したバルデ 盤石と思われたフルーム遅れてアルーが逆転と総合に波乱

このピレネーが今大会唯一フルームのバッド・デイでした。フルームも後日に「この日はもっと前に仕掛けられていたら秒じゃなく分単位で失っていただろう」とのこと。
しかしこのラストの直線坂は、めちゃくちゃえぐかったですねw

 

[ステージ13] 1級が3つながらも約100kmの短いステージを最初から山岳賞のため駆け抜けながら先日のリベンジを遂げたバルギル

バルギルのリベンジ。

 

[ステージ14] 最後に激坂を控えたスプリントステージを制したのは他パンチャーを抜き去るマシューズのスプリント力

登れるスプリンターの代名詞ともなったマシューズのスーパースプリント。

 

[ステージ15] 1級山岳の下りでアタック!お見合いする追走を振り切ったモレマが独走で自身ツールのステージ初勝利を飾る

モレマの鮮やかな逃げ切り。フルームはメカトラでしたが、終わってたかもしれないという危機もありました。

 

[ステージ16] 強敵キッテルを置き去りにチームサンウェブ全員で牽引 スプリントに持ち込んで2勝目をあげたマシューズ 緑ジャージを猛追

このステージあたりから一気にマシューズが緑ジャージに肉薄。

 

[ステージ17] ガリビエ峠の登坂から独走した元スキージャンパーのTTスペシャリスト ログリッチがアルプスの難関ステージ勝利

ログリッチのテレマーク姿勢での表彰台。TTスペシャリストとしても強い。

 

[ステージ18] 残り6km地点からの猛チャージでイゾアールの山頂ゴールを制した2勝目のバルギル

イゾアール峠で山岳賞確定ながらも全力で勝利を狙ったバルギルには脱帽。強い。

 

[ステージ19] 20人の逃げ切り確定の先頭集団からスプリントではなく独走を仕掛けたボアッソンハーゲン

写真判定のリベンジを遂げたボアッソンハーゲン。「これなら写真判定は必要ないだろ」

 

[ステージ20] サガンの名アシスト ボドナールが驚愕のTTタイムで優勝 フルームは実質総合優勝を決める

寡黙、朴訥、職人。そんな感じのボドナールが衝撃的な速さでしたね。独走力高い。
この段階で初めてフルームも安堵するという総合のもつれ具合も面白かったですね。

 

[ステージ21] ツール・ド・フランス最終日のシャンゼリゼはフルーネヴェーヘンがロングスプリントで勝利 フルームが総合優勝4勝目

フルーネヴェーヘンがグライペルの最終ステージ勝利の連覇を止める。

 

 

今年は、悪かった点として、リタイアや失格による有力選手の脱落が多すぎですよね。
総合優勝したフルームのライバル勢として目されていた、バルベルデ、ヨン・イザギーレ、リッチー・ポート、ギャラント・トーマスのリタイアは寂しすぎましたな。
そして一発の期待のあったヘーシンクやマイカ、ジョージ・ベネット、フグルサングも何かやってくれそうなメンバーだっただけに残念。
さらに、スプリンターのサガン、カヴェンディッシュ、デマール、キッテルのリタイアは、スプリントステージを退屈にしてしまったと思います。

一方良かった点として、どこかで悔しい思いをしてきた選手たちのリベンジが多く見られました。
バルギルでいえば、本来の実力がふるわなかった一昨年ぐらいから、今大会の惜敗を経て、一気に後半でリベンジしました。ステージ2回と山岳賞。
ボアッソンハーゲンの6mmの惜敗の雪辱を後半で。
ボドナールは、去年のサガン、フルーム、ギャラントトーマスとの4人逃げでの勝利ロスをTTで払拭。
こういう動きがフィーチャーされたのは良かったなと。

そして、総合敢闘賞にバルギルが選ばれましたが、個人的にはデヘントかな。
逃げ回数、逃げた距離考えると圧倒的だったかなと。

そして今年もチームスカイを支えたアシスト勢の、まぁ実力豊かなこと。クヴィアトコウスキーには本当に脱帽。
ポエルスの代わりどころか、ホイール交換などから山岳アシストまでフル回転だったと思います。こういう選手になりたいと思わせてくれる獅子奮迅の活躍でした。

 

(texted by 新堀 勝)

 

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