ツール・ド・フランス 2015, ピックアップ
ツール・ド・フランス2015(第102回)まとめ 〜各ステージのダイジェストとともに〜

ツール・ド・フランス2015(第102回)まとめ 〜各ステージのダイジェストとともに〜

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今年のツール・ド・フランス、いかがだったでしょうか?

 

102回目。オランダスタートだった今大会ですが、ハイライトはやはり一周目に集約していたような気がします。
後半は、この前半のリードを守っていったスカイの堅実なレース運びで総合争いはもう一味欲しかったところでしょう。

 

今年はもうBIG4とかFantastic4と評された4人、フルーム、コンタドール、キンタナ、ニバリの対決に注目でした。
結果全員トップ5には入ってきたもののの、ニバリ、コンタドールは調子が上がらずフルーム、キンタナには太刀打ちできませんでした。
キンタナは前半のロス、後半の仕掛けの遅さは残念でした。
前半で無双したフルームも、最後は調子落としてきていたのでどうなることやらでしたがスカイのチーム力が助けましたね。

 

そしてもういっちょサガン。サガンはステージ取りたかったでしょうけど、すごい走りでした。
特にダウンヒルとか見てる僕らが怖い!と思うぐらい突っ込んでいっていて勝負にかける男の姿を見ました。

今回のツール・ド・フランスまとめです。
公式サイトのダイジェストとともに酒のつまみにでもどうぞw

えりすぐりのスナップショット!

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序盤のマイヨジョーヌに落車リタイアが続出。その犠牲者の一人、カンチェラーラ。

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早々に総合争いから脱落したニバリ。後半のステージ優勝で一矢報いた。

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第18ステージのワインディングワインディングの山道。狭すぎて観客が入れませんでした。

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今年いたっけ?悪魔おじさん。見かけてない気がががg.

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盤石のレース運びでバッド・デイを乗り切ったフルーム。強かった。

 


Best of – Tour de France 2015
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[ステージ1] 激走ローハン・デニス ツール史上最速の平均巡航タイムを叩きだしてジャージ総ナメ

1stステージ。ローハン・デニスの平均巡航タイム。すごいコーナー攻めでした。

 

[ステージ2] 暴風雨を乗り越え壮絶なグリーンジャージ対決 ゴリラ、グライペルが制す 集団分断・落車などで総合にも大きな影響

ラストの橋にたどり着くまでのゴール地点の暴風雨ったらもうね。最後晴れたけれど。
サガン対グライペルのスプリントは見ものでした。

 

[ステージ3] 最大斜度26%のユイの壁を制したのは末脚鋭く伸びたホアキンロドリゲス 残50km地点での大落車で怪我人続出の波乱

壁!壁!壁!ユイの壁。なんでか19%とか26%とか色々な表記がされますが、多分測り方の問題です。
こういうステージのホアキンは強い。
そして何よりもここのステージは大落車。これが本当に危険でした。。。カンチェラーラよ。ああ、カンチェラーラ。

 

[ステージ4] パヴェこと石畳のステージを制したのは仲間の自転車で駆け抜けたトニー・マルティン。マイヨジョーヌも奪取

壁!壁!壁!ユイの壁。なんでか19%とか26%とか色々な表記がされますが、多分測り方の問題です。
こういうステージはホアキン、バルベルデは圧倒的。

 

[ステージ5] 数少ない純粋スプリントステージを制したのはまたしてもグライペル 豪勢なライバル勢を蹴散らす

グライペル、カヴェンディッシュ、クリストフ、サガン。
最後に超絶伸びてきたサガンがすごかったけどね。。。スプリントは仕掛けるタイミングと最速度ですよね。グライペル強い。

 

[ステージ6] アップダウンの激しい海岸線ステージを制したのはスティバール スプリントに持ち込ませず勇気のアタック

元シクロクロスチャンピオンのスティバール。
格好いい勝利だったのにチームメイトのマイヨジョーヌ、トニー・マルティンの落車ばかり映されてしまって、肝心のアタックの瞬間を誰も撮ってないっつーね。

 

[ステージ7] 平坦といえばスプリント スプリントといえばカヴェンディッシュ 2年越しの錦を飾る

カヴェンディッシュ先生!来たよこれ。型にはまればこんだけ強い選手もいない。落ちてきてなんていないよ!

 

[ステージ8] ブルターニュの壁を最初に突破したのは無名のヴュイエルモーズ サガンは勝てずニバリが遅れる

今大会一番のサプライズだったのでは?全く無名だったヴュイエルモーズが素晴らしい自力で勝利しました。
彼曰く「このステージを狙っていた。得意なコースだったから」。

 

[ステージ9] 最後の2kmが登りっぱなしの異色のチームTTステージを制したのはBMC 1秒差でスカイがマイヨジョーヌ死守

異色のチームトライアルとして用意された最後登りっぱなしのTT。
デニス、TJヴァンガーデレン率いるBMCが最速。TTにおけるチーム力は抜きん出ていたと思います。

 

[ステージ10] ピレネー初戦でライバルをドン底に突き落とす必殺の激走 フルームが総合をほぼ決定付ける大きな走り

休養日開けのピレネー山脈。フルームが前半で仕留めに来たステージ。
もう、ここが最大の攻撃ポイントで今大会を決めたハイライトステージ。他選手の心、脚、チーム力など全てに大打撃を与えたステージだったと思います。ライバル勢を文字通り「叩き潰した」ステージ。

 

[ステージ11] 去年大会の再来 マイカがツールマレー峠を舞台に単独逃げを敢行 総合争いではニバリが遅れる

マイカ。マイカ可愛いよマイカ。
殺伐とするはずのツールマレー峠ステージを大きな走りで勝利。やっぱり彼はすごい選手です。将来楽しみ。

 

[ステージ12] 厳しい山岳ステージ 大雨の超級フィニッシュは逃げに乗ったホアキンロドリゲス 鬼の形相での逃げ切り

今年こそ総合と言っていつも恵まれないホアキン。そうなると今年こそ山岳賞をといつも途中でターゲットをかえるホアキン。
ターゲットかえるけど恵まれないホアキン。でも2勝目。鬼の形相でした。

 

[ステージ13] 上りスプリントでサガンとの一騎打ちを制したヴァンアーベルマート またサガン勝てず

サガン!惜しかったずらー。しかしこのヴァンアーベルマートと良く勝負しますねぇ。
バルベルデやホアキンが得意な超壁よりかはいくらか弱い上り坂でのスプリント対決では本当に良く争います。

 

[ステージ14] 先頭2人のお見合いを稲妻のようなスゴイ末脚で破談に 漁夫の利のカミングス

フランス人のお見合いを引き裂く、稲妻のようなスーパーアタックのカミングス。まさに切り裂いた感じで超かっこうよかったです。

 

[ステージ15] 前日怪我したグライペルがほかチームエーススプリンターを押さえつけて貫禄の3勝目

こちらは例のグライペル、デゲンコルブ、クリストフ、サガンが思いっきり勝負したステージ。グライペルはやっぱり強かった

 

[ステージ16] 最後の上りで出し抜いたTTプロフェッショナルのプラサ サガンのダウンヒル猛追も届かず

ルーベン・プラサの独力も光りましたけどそれよりもサガンの凄絶なダウンヒル。こちらに注目。

 

[ステージ17] 真夏のサンタクロースことゲシュケが逃げ切り 総合も熱い戦い コンタドールは落車の不運

ゲシュケ。連続で逃げに乗ってきていたゲシュケがやっとの思いで勝利。ひげがすごい。

 

[ステージ18] 逃げ切った期待の若人フランス バルデの力強い走りで追走を振り切る

映像でも話題となったコース。17のワインディングカーブ、ヘアピンカーブがあって映像としてとてつもない山登りを想像させました。勝ったのはフランス人のバルデ。14ステージでお見合いしてしまった雪辱その1。

 

[ステージ19] 鮫が牙むく 前年王者のニバリが意地を見せて逃げ切り勝利 総合争いではキンタナがフルームを引きちぎる

やっと前回大会優勝者の実力が見れたステージ。もちろん見逃されたのはあるんだけどさ。
一昨年のブエルタのような、こういう走りをコンタドールに出してほしかったなぁ。

 

[ステージ20] 天険ラルプ・デュエズを制したのはフランス人のディボ・ピノー 総合はキンタナの猛追

勝ったのはフランス人のティボ・ピノー。14ステージでお見合いしてしまった雪辱その2。お見合いした二人がきちんと勝ち切る辺りがロマンありますね。しかしキンタナ遅いよー。もっとかき混ぜてほしかったなぁ。

 

[ステージ21] シャンゼリゼを仕留めたのはグライペル 今大会最高のスプリントで4勝目

ラストのスプリントもグライペル。最後につっこんできたコカールもかなりいい脚持ってますね。
やっぱりこの場にキッテル居て欲しかったなぁ。

 

 

序盤のコンディションで勝負をつけたチームスカイ&フルーム。
中盤以降で仕掛けられなかったライバル勢という構図が11ステージからずっと続いた大会だったかと思います。

個人的にはやっぱりライバル勢のアタックが遅すぎるぜという思いが強いです。
特にニバリ、キンタナは18ステージぐらいからやっとコンディションがあがってきた状態で、手遅れですよという。
(逆にいうと全員が後半勝負だと思ってコンディションを作ってきてたのを看破して前半勝負したスカイのうまさかも)

 

(texted by 新堀 勝)

 

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