自転車輪行人にとっての憧れ B.B.Base に乗車して館山市(千葉県・房総半島)を走ってきた

今回はロード仲間から、「トレイン&サイクルが拓く魅力あるまち 館山市での実証事業2018」に誘われて参加してきました。友人に感謝。

簡単に言うとB.B.Baseに乗ってきたぜと。

B.B.Baseとは、簡単にいうと「自転車を輪行”せず”に持ち込んで移動できる電車」です。
両国をスタート地点にして、館山や和田浦、銚子など千葉の房総半島(B.B.baseのBの一つはBOSOのBです)へ連れて行ってくれる電車(サイクリング用電車)です(他にも佐原行きもあります)。

料金は時期によって変わるようですが、冬場で日帰り往復で6800円程度。秋口には同じく日帰り往復で往復7500円程度とのことでした(パンフレット参照)。
またレンタルサイクル(両国で借りる)もあり、ロードバイクなら1日3000円。
つまり手ぶらで行くと約10000円で日帰りサイクリングが可能となってます。

今回の実証実験とは、
「本実証実験では、地域の特性・魅力を引き出すための技術・サービスを積極的に活用し、トレインとサイクリングにより来訪者および地域住民にとって、価値のある仕組みづくりの・・・」
と、まあ簡単に言うと「色々テストするからサンプルやれ」ってことです。

我々モルモットに課せられた課題は
・館山市内のサイクリング(GPSロガーで記録)
・スマホによる景観・名所などの撮影&写真提供
・事前、事後のアンケート回答
・ワークショップの参加
などです。

自転車で走りたいぜ&B.B.Base乗ってみたいぜという僕らのような人たちにはとても良い実験参加でした。

 

朝日が眩しい状態の7:00に両国駅(都内)で集合。

 

集合場所の両国に、レンタルサイクルもあり、ロードバイクだと3000円/1日。
しかも結構いいバイクが準備されており、幾人かの参加者は「俺の乗ってるやつより性能高いやんけ」って舌巻いてました。

 

いよいよ搭乗。こんなゲートをくぐります。
ゲートをくぐる前に「はいチケット見せてくださいー」と言われて見せる作業があります(逆光&チケットと自転車で両手ふさがって撮影できず)

 

完全に別の専用入り口が用意されておりスロープも設営されています。

 

B.B.Baseの外観はこんな感じの普通の電車です。
ところどころに自転車ロゴとB.B.Baseの文字が入ってて専用車両感を出しております。
撮り鉄などのジャンルの「鉄っちゃん」も、ヨダレがすごいことになります。

 

内装はすごく豪華。僕らは貸し切り車両に搭乗できたのですが、席単体のエリアはグリーンシートとかよりも広いんでは?というぐらい。
自転車をスタンドしてるためリクライニング機能がないのが残念でした。

 

コンセントもあったりですごい!と思いました。
が、同時に、ビニール袋などをひっかけられるフックのような物があったら良かったのにとか、ドリンクホルダーあったら良かったのにとか、ゴミ箱ほしいなとかとか。

人の欲望はとどまるところを知らない。

 

自転車は扉入ってすぐのところにスタンドがあり、そこに縦にぶら下げます。
力も必要なく設置するまで1分もかからないし操作説明不要な楽さで収納できます。

輪行がわずらわしい!!と思ってる人にとって「これは、便利だねぇ!!」と唸らせる仕様です。

 

車両のスタンドと席に番号が付与されており、どこに収納すればいいかわかりやすいです。

 

車両の端っこには席がない空間もあり、「え、ちゃんと有効活用せぇよ」と思いましたw

 

いわゆる特急にはよくあるトイレ。一応結構な時間乗車するのでトイレがあるのは良いですね。

 

4号車には自転車設置スペースが無く「フリースペース」とのことでした。
団体がイベントやったりするのに使うとのことでしたが、いまいち必要性を感じませんでした。

この日は僕らモルモットに対する「今日のオリエンテーション」がありました。

 

そしてここには売店があったのですが、ろくなもんが置いてません。自分で買って持ち込みましょう。

 

館山に到着。この時点で9:55。
この後僕らは所定の場所まで移動。GPSロガーを配られたり写真の共有方法についてのレクチャーを受けました。

 

 

我々のコースは館山を時計回りに出発し、館山〜千倉〜野島崎灯台〜相浜(お昼ご飯)〜洲崎灯台〜館山を想定。
割とベーシックなルートで、これらのルートを行きのB.B.Base車中でキャッキャウフフしてました。

 

また僕が寺や神社、城などが好きな人でして、房総寺スタンプラリーというのも是非やりたいということで寺によりました。
千倉付近で、高家神社(たかべじんじゃ)に寄り道。
ちゃんと入り口にはサイクルラックもありました。

 

甘酒を無料で配っていらっしゃいまして、いただいちゃいました。
サイクリングに甘酒はかなり相性良いですね。すぐエネルギーになるし。ちょうど寒波が来た秋だったので暖かいというのもGoodでした。

 

次は野島崎灯台。

野島崎灯台に来たはずなのに、厳島神社とか書いてあって一瞬びっくりしますが、割とどうでもよかった。
多分、広島のあっちのと兄弟社なんでしょうね。

それよりもそびえ立つ灯台と、その下にある公園広場から見える海の風景よ。
心がまじで洗われます。僕らは汚い(自己嫌悪)。

 

割とすぐ相浜について、ご飯屋さんを散策。

 

探していた「富鮨」さんは満員。。。がーん。。。
しかもロードバイクが多数停まっていて、考えることはみんな一緒であることに絶望する。

 

そして相浜亭というところで飯。富鮨さんの味はわからない。相浜亭の飯はうまい。確実に。
しかし頼んだ「はらいっぺぇ定食」が、まぁ、出てこない。天ぷら系があるからか、30分近く待って食すことに(一緒に頼まれた海鮮丼は速攻来た)。

 

相浜でのお昼ご飯が注文したものの中々出てこず、食すまでに大きなタイムロス。
帰りの電車に間に合わないという危険性からコースを断念。410号を突っ切って館山へ戻る形に。

 

帰ってきてGPSロガーを返却。
温泉にカラスの行水(湯に使った時間は3分無い)で入ってきて、ドタバタと帰りのB.B.Baseへ。

 

僕は食べてませんが、他のメンバーは名物「くじら弁当」を食べてました(見た目はとても美味しそうには見えませんw)。
食べたメンバー曰く、「ふつー(棒読み)」。

 

そんなこんなで家路につきましたとさ。

 

総括として、B.B.Base自体は自転車を輪行せず行けるというのは大きなメリット。
自転車はしっかり固定されるのでその点も安心。

一回の運搬で最大積載99名までという少なさ(普通の電車の1号車分だけで入るんじゃないか?)と、利用率はそこまで高くないのではないかという危惧。
また、豪華というか過剰装備な気がして、自転車と席を一緒にせず自転車専用車両とかにして簡易ラック設置で積載を多くするとかのがいいんじゃないかと思いました(盗難リスクとかもあるけど)。
実際そういう声も上がっていて、うんうんと思いました。

そういった利用率や積載のバランスを、もうちょっとなんとかすれば料金も7500と言わず、下げることもできるのではと。
実際やっぱり料金がちょっとするねって話もちらほらと。

また電車の時間制約があるため、思ったほど自由ではないです。なんとか駅につかねばとなるため。
サポートカーが居るとか、ツアーとしてなら機能はしますがフリーダムにすると電車乗れなかったーーとか多いにありそうです。

 

またこれはB.B.Baseに限った話ではないですが、駅利用に対するハードルは高いよなーと。
専用の入り口でなくてよいから、自転車をコロコロと入れるようにして、より多くの駅から気軽に乗り入れが出来るようになればいいのにと思います。
もうちょっと電車自体を利用しやすいようにしてもらえると自転車人としては嬉しいです。

あくまで自転車人としてのわがままでしかないのですが。